独学で英会話!独学は無理って思っていませんか?
独学で英会話を学ぶ人は少なくありません。
さまざまな英語教材やテキストが市販されていますし、英会話教室も充実しています。
独学で英会話を学ぶ環境は整っていると言えばそうですが、「この勉強法で合っているのだろうか 」と、悩む人も多いのではない でしょうか。
私も初級者の頃、英会話を独学で身につけるためにいろいろと学習方法を試してみました。
そして、ようやく「これは実際に役に立った」と思えたのが、日常のワンシーンを想定した英会話の練習でした。
当時を振り返り ながら、私が実践した学習方法をご紹介します。
独学で英会話
私が「独学で英会話を学ぼう!」と決心したのは、今から30年以上前のこと。
学び始めた当初は、とにかく試行錯誤の日々が続きました。
当時はインターネットが発達していなかったので、書店で雑誌や 参考書を購入したり、テレビや新聞広告で見かけて「これはいい」というものを、試したりすることが多かったです。
けれども、どの英語教材を試しても、満足の行く結果は得られずじまい。
どうしたらいいんだろうと悩んでいる時に出会ったのが、ある英語教材でした。
たまたま立ち寄った本屋さんで見つけました。
その英会話の本は、レベル別に3冊あり。
メモ
「1000語レベル英会話」
「2000語レベル英会話
「3000語レベル英会話」
私は、「1000語レベル英会話」を買いました。
英検3級程度とのことでした。
その内容は、夫婦の会話、ビジネスシーンで使われそうなもので
「これなら本当に英会話を身 につけられるかも しれない」と思いとても興味をそそられました。
結果的にその英語教材がきっかけで、私の会話力はアップしまし た。
残念ながら、その3冊のシリーズの本は、もう今や廃刊になってしまっています。
だって、音声だってカセットをカセットデッキでセットして聞かないといけない今ではもうありえない形態だからです。
今 手元にある古くなって本の中には、「カセットA」とか「カセットB」とか書いてあります。
この英会話の本が私にとって画期的だったのは、
音がハショる事をこの本には書いてあって、
英語の音の変化ということを初めて知ったのもこの頃でした。
例)Look at は、[Lu(k)s(t)]、give me は[gimi]、I'll は[Aio]などなど
つまり英語の音の連結やら脱落だったのです。
英語の発音と勉強方についてはこちらの記事を参考に!
英語の発音と勉強法!大事な事はこの3つ!「フォニックス」&「音の連結(リンキング)」&「音の脱落(リダクション)」
この本に出会うまでに、何冊も英会話の本を買っては途中でやめて、また別の本を買ってはまたストップ・・・と
とても遠回りしてしまいました。
自分に合った英語教材を見つけるまでに時間がかかってしま うのは、独学の定めなのかもしれませんね。
今振り返ると、随分 遠回りをしたと思います。
独学で英会話:自分が興味ある内容のものを選ぼう!
この「1000語レベル英会話」の本の良かったところは、
日頃使えそうな日常生活のワンシーンや、仕事場で使えそうなテーマを題材にした英会話の内容だったのです。
遠回りした頃は、大学まで10年も英語勉強したんだから!と当時の自分の英語力以上の教材や、難しい文法の本とか、興味がない一生使わないだろう内容の英語教材だったのです。
今、手元にある「1000語レベル英会話」のは、1冊に110シーンありました。
「2000語レベル英会話」と「3000語レベル英会話」は行方不明なので不明・
第1章が Everyday Situation 1から40
第2章が、Family Situation 41から80
第3章が、Work Situation 81から110
毎日使う会話、学校や家で使う会話、会社で使う会話などを題材にして英会話を学ぶというもので、やり直し英語を決心した英語初心者の私でも取り組みやすい内容でした。
確か見開き2ページの左に日常のワンシーンのイラストと発音のコツ、右に解説がありました。またアメリカのバックグランドについても書いてありました。
つまり、たった2行か3行の会話に対して、発音の仕方かたどんな時に使うなど、詳しく説明してくれていました。
これらは、残念ながら学校では習わなかった英語なのです。
独学で英会話
この「1000語レベル英会話」での私がしていた学習方法ですが、主な流れは以下のとおりです。
ポイント
まず、会話の例文と解説をしっかり読む
テキストを見ないで、テープで会話を聴く
テキストを開いて、フレーズを目で追いながらテープを聴く
発音のコツを何度も読み、テープの音と一緒に声を出す
テープを聴きながら、本を見ないで実際にフレーズを声に出す
は、人を待っている喫茶店の中、電車を待っている時、電車の中、飛行機の中など時間があればこの本を読んでいました。
短いフレーズばかりだったので、覚えやすかったです。
学習時間も短いので、1日数レッスンを目標に学習を進めていきま した。
一通りレッスンを終えると、最初から繰り返します。
この時の学 習方法(自分でアレンジしたもの)は、以下のとおりです。
1レッスンを、 一通り復習する
2テープを再生しながら、フレーズを完コピする
3再度テープを再生し身振り手振りを加えながらフレーズの練習 をする
これを繰り返すうちに、以前よりもぱっと英語のフレーズが口を ついて出てくるようになりました。
その後、英語を実践で使う機会が何度も訪れたのですが、この本で学んだことが大いに役立ちました。
独学で英会話|日常生活のワンシーンを題材にした英会話学習法をおすすめする理由
日常生活のワンシーンを題材にした英会話の学習法を、英会話初 心者さんにおすすすめする理由は 3つあります。
4-1 実用的なフレーズを覚えられる 日常生活のワンシーンで使うフレーズは、「日常生活で使われて いる」という点で、実用的です。
馴染みのあるシチュエーション の中で使われているフレーズですから、実際に使えるものばかりです。
4-2 簡単で使い回しできるフレーズが多い 日常生活で使う英語のフレーズには、例えば“Are you sure?" “That's too bad."というように、覚えたらいろいろなシチュエーシ ョンに応用できるものが多くあります。
短いフレーズですので覚 えやすいですし、とっさの時にも口から出てきやすいです。
4-3 実際に英会話する前の準備ができる 英会話初心者さんにとって、ネイティブとの会話は抵抗があるの ではないでしょうか。
気にならないという人もいるかもしれませ んが、「聞き取れなかったらどうしよう」と、不安になりますよ ね。
日常生活のワンシーンをベースに英会話を学び、“使えるフ レーズ"を覚えておけば、以前よりも自信を持ってネイティブと 会話できるようになるでしょう。
まとめ
私が学んだ英語教材は古く、今の時代にマッチしていないかもし れません。
けれども、日常生活のワンシーンを想定した英語学習方法は、 「ネイティブが日常使っているフレーズを覚える」という点で、 普遍的だと思います。
もし、英会話教材を探しているというのなら、日常のワンシーン を想定したものがおすすめですよ。
初心者さん向けで、 1回の学習量が少なめなものならよりいいですね。
自分に合った英語教材が見つかれば、初心者さんでも独学で英会話は上達します。
自分に合った学習方法を見つけて、英会話の上達を目指しましょ う。