TOEICのスコアを伸ばしたいけれど、スクールに通うのはハードルが高いから独学で頑張りたいという方は多いでしょう。
実際に独学でTOEIC対策をしてスコアを伸ばしている方もいます。
実際に独学でTOEIC対策をしてスコアを伸ばしている方もいます。
忙しい方の場合は、時間に縛られてしまうスクールに通うよりも独学のほうが効率よく勉強できるケースもあります。
ただし、そのためには、きちんと目標設定をした上で独学しやすい環境を整えることが大事です。
この記事ではTOEIC独学の勉強法について解説したいと思います。
TOEIC勉強法を独学にするメリット3つ
TOEIC独学勉強法をご紹介する前に、独学でTOEIC対策するメリットから見ておきましょう。
スクールに通わずに独学でTOEIC対策するメリットは以下になります。
TOEIC独学メリット
自分のペースで無理なく勉強できる
自分の苦手分野を効率的に勉強できる
コストをかけずに勉強できる
スクールの場合は決められた日時に通う必要があるため、急な残業で行けないなどの心配もあるでしょう。
また基本的にカリキュラムが決められています。
「この分野は理解しているから勉強する必要がない、この分野は苦手だから重点的に勉強したい」などの要望があっても、スクールのカリキュラムに沿って勉強することになってしまいます。
独学の場合は、仕事やプライベートの都合に合わせて自分のペースで勉強することができます。
自分の勉強したい分野を効率よく勉強できるメリットもあるでしょう。
また、独学に場合は参考書やアプリなどの費用しかかかりませんので、スクールより大幅にコストカットができるところも魅力です。
TOEIC勉強法を独学にするデメリット3つ
独学でのTOEIC対策は意外とメリットが多いですが、やはりデメリットもあります。
独学する場合は以下のデメリットも把握しておきましょう。
TOEIC独学デメリット
正しく勉強できているか不安になる
モチベーション維持が難しい
教材を探すのが難しい
すでに独学で頑張っているけれどスコアが伸びない方は多いでしょう。
独学の最大のデメリットは「本当にこの勉強法で良いのかわからない」という不安です。
独学には自分の苦手分野を効率的に勉強できるメリットはありますが、「どこができていて、どこがで
きていないのかわからない」と悩んでしまう方も多いでしょう。
さらにTOEICを一人で勉強するのは結構孤独なものです。
モチベーションを維持するのが難しいこともデメリットの1つと言えますね。
また独学の場合は自分で教材を探して勉強することになります。
ところが最近は非常に多くの参考書や問題集などの教材が溢れているので、自分に合ったアイテムを見つけるのが難しいというデメリットもあるでしょう。
このように、TOEIC独学の勉強法はメリットがある一方でデメリットが多いのも事実です。
「自分で正しい勉強ができる」「モチベーションを維持できる」「自分に合った教材を見つけられる」という自信がある方は今すぐにでも独学を始められるでしょう。
しかしそのような自信がない方がほとんどですよね。
その場合は、次の章でご紹介する勉強法を参考にしてみてください。
TOEICの独学おすすめ勉強法6つ
TOEIC独学には「正しく勉強できているか不安になる」「「モチベーション維持が難しい」というデメリットがあります。
これを解消するためには、正しい勉強法を知り実践することが大事です。
正しい学習ができているという安心感があれば、モチベーションも維持しやすくなるはずです。
そのためにおすすめしたい勉強法は以下の6つです!
簡単な流れ
- 自分に合った目標を設定する
- 学習スケジュールを考える
- 頻出単語をインプットする
- 基礎的な文法を復習する
- リスニング力を鍛える
- 実践練習をする
それでは1項目ずつ詳しく解説していきますね。
TOEIC独学おすすめ勉強法:①自分に合った目標を設定する
独学でTOEIC試験に挑む場合、はじめのステップは、自分に合ったスコア目標を設定することです。
実力よりも大幅に高い得点目標を掲げてしまうと、なかなか達成できず挫折してしまうでしょう。
また、反対に目標点数が低すぎるとモチベーションが上がりませんし、高得点を狙うこともできません。
大まかな目安にはなりますが、TOEICの点数と英検を比較すると以下のようになります。
参考
400点未満:英検3~5級程度
400〜500点:英検準2級程度
500〜600点:英検2級程度
600〜700点:英検2級A程度
700〜800点:英検2級A~英検準1級程度
800〜900点:英検準1級程度
900〜990点:英検1級程度
まずはこのような目安を参考にしてみてください。
問題集についている模擬試験などで今の自分のスコアチェックするのも良いでしょう。
TOEICではスコアを100点アップするためには、約200〜300時間の勉強時間が必要だと言われています。
1日1時間の勉強する場合は、約1年近くかかることになりますね。
このような必要勉強時間も考慮して、目標スコアを設定することも大事です。
TOEIC独学おすすめ勉強法:②学習スケジュールを考える
目標スコアが決まったら、次のステップは学習スケジュールを立てることです。
まずは試験日を確定させましょう。
早い場合は3ヶ月後、遅い場合は1年後くらいの試験日を設定するケースが一般的です。
例えば100点アップを目標にする場合、「半年後に試験を受けるなら1日2時間の勉強が必要」「1年後に試験を受けるなら1日1時間の勉強」など具体的な学習スケジュールを立てることができます。
もちろん仕事や体調などの事情によりスケジュール通りの学習ができない場合もあるでしょう。
しかし独学でモチベーションを維持しながら勉強するためには、大まかな学習スケジュールを立てることが大切です。
TOEIC独学おすすめ勉強法:③頻出単語をインプットする
目標とスケジュールが決まったら、まず取り掛かりたいのは単語学習です。
TOEICのスコアアップを狙うためには単語力をつけることが必須。
もちろん文法も大事ですが、とりあえず単語の意味を把握していれば文法がわからなくても得点に繋がる場合があります。
また、TOEIC試験は選択式問題なので、スペルを正確に覚えていなくても答えを導くことができる場合も多いです。
発音と意味を結び付けられることを目標とすると良いでしょう。
そして重要なことは、頻出単語をおさえることです。
TOEICの範囲は非常に広いため、覚えるべき単語は膨大になってしまいますので、頻出単語から効率よく覚えていきましょう。
TOEIC頻出単語帳の中から使いやすいものを選び、まずは1冊で繰り返し学習すると良いですね。
通勤中などの隙間時間を活用するためには、アプリで単語学習するのもおすすめです。
TOEIC独学おすすめ勉強法:④基礎的な文法を復習する
TOEIC対策で単語の次におさえておきたいのが文法です。
英会話やTOEICでは文法がわからなくても解ける場合がありますが、やはり高得点を目指すためには文法を避けることはできません。
特にPart5の穴埋め問題では文法問題が直接出題されますので、きちんと勉強しておきましょう。
久しぶりに英語学習をする場合は、中学レベルの英文法から始める必要があります。
「独学で文法を勉強するのは大変そう」と思う方も、まずは中学レベルに特化した文法テキストを入手して学習に取り掛かりましょう。
TOEIC独学おすすめ勉強法:⑤リスニング力を鍛える
TOEIC対策に欠かせないリスニング。
リーディングよりもリスニングが苦手だから強化したい方は多いでしょう。
しかし独学の場合、リーディング学習よりもリスニング学習のほうがハードルが高く感じるかもしれませんね。
英語を聞き流すだけのリスニング学習方法もありますが、聞き流すだけで終わってしまうことが少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、聞いた英語を書き取る「ディクテーション」というリスニング学習です。
「穴埋め問題」「全文書き取り問題」があります。
全文を書き取る問題の場合は何度も英文を聞くため、自然とリスニング力が鍛えられます。
英語特有の音声変化(リエゾン)の理解にも役立つでしょう。
ディクテーションを繰り返すことで、「読める英語」から「聞き取れる英語」にレベルアップすることができるはずです。
ディクテーション学習はCD付テキストを使うことが多いですが、TOEIC対策アプリの中にディクテーションのレッスンが含まれていることもあります。
使いやすい教材を上手く利用して、ディクテーションを行いましょう。
TOEIC独学おすすめ勉強法:⑥実践練習をする
TOEICは約2時間の中で、約45分間でリスニングを100問、約75分間でリーディングを100問解く必要があります。
どんなに英語力があっても、この時間配分を間違えてしまうと、最後まで解ききれず実力を発揮することができません。
そのため本番に近い状況で実践練習することが大事です。
TOEICは過去問を出していませんので、模擬試験問題集を入手しましょう。
公式問題集もありますので、一度解いておくことをおすすめします。
実践練習をすることで、時間配分が上手くなるだけでなく、自分の弱点や対策も見えてくるでしょう。
ここまで、TOEIC独学におすすめの勉強法をご紹介してきました。
次の章では、このような学習法も踏まえながら、おすすめ教材をご紹介しましょう。
TOEIC勉強法を独学におすすめ教材
独学でTOEIC対策する場合、「教材を探すのが難しい」という難点があります。
スクールに通う場合には与えられた教材を使っていれば安心ですが、独学の場合は膨大な種類の教材の中から自分で選ばなければなりません。
そこでおすすめしたいのが、以下5つの教材です。
TOEIC独学おすすめ教材
レベルに合った参考書
TOEIC公式問題集
単語帳
文法問題集
スタディサプリENGLISH TOEIC
まずは参考書を1冊用意しましょう。
ポイントは自分の目指すスコアに合ったもの。はじめから難易度が高い参考書を使うと挫折してしまうでしょう。
さらに公式問題集も必須。
TOEIC試験の傾向を知ることができて、実践練習にも最適です。
また単語帳と文法問題集も独学には欠かせないでしょう。
頻出単語・文法を網羅しているものを選んでくださいね。
最後におすすめしたいのが、TOEIC対策アプリ「スタディサプリENGLISH TOEIC」です。
紙の教材も大事ですが、外出先や移動中のすきま時間に勉強する時にはアプリ教材が最適。
TOEIC対策アプリはたくさんありますが、「スタディサプリENGLISH TOEIC」は特に内容が充実しているので独学者におすすめです。
必要なモノ
- TOEICの傾向やテクニックを習得できる動画講義
- ディクテーションなど充実したリスニング学習
- AIによる問題最適化機能
このような特徴があります。
「紙の教材+アプリ」を使うことで、独学でも十分なTOEIC対策ができるでしょう。
【まとめ】TOEICの独学!勉強法は?おすすめ教材は?
今回は「独学でTOEIC対策する場合の勉強法」について解説してきました。
独学でTOEICスコアアップを目指すためには、正しい勉強法を知り実践することが大事です。
さらに自分に合った教材を使って、勉強しやすい環境作りをすることも重要。
紙の教材とアプリの併用が独学者にはおすすめです。
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