英語を日本語に訳していく時、意訳がいいか?直訳がいいか?
英語を訳していく時、意訳がいいか?直訳がいいか?と聞かれる事、よくあります。
答えは、もちろん!直訳です!即答です。
直訳=Literal translation
それを裏付ける例が最近ありました。
大学受験で見事難関大学に入学されたMiss,Aが、海外に行くので私のところに、英会話の特訓をして欲しい!とやって来ました。
先日、大学の合格発表があったばかりで、見事、東京の某大学に合格!
受験生として、今、一番、英語の語彙力も最大で、長文読解力も最高のコンディションのはず・・・・。
今まで私とは、日本語だけで話していたので、彼女の英語力がどのくらいか?
よく分かっていなかったけれど、ガーン!と衝撃を受けました。
簡単な英語さえ、口から英語が全然、出てこないのです。
英検5級を目指している小学生のスピーキング力より低いかもしれません。
でも、ちなみに大学受験のためにどんな問題やっていたの?と、参考に塾の長文問題集を見せてもらったら、かなり難しい。
いえ、難しすぎるくらい難しい!
こんな難解な長文を、文法も理解し、単語の意味も分かり、読めるのに、話せないのです。
Why?
どんな風に、自分で英語を読んで行っているのか?試しに数センテンスを、読んで日本語に訳してもらいました。
気がついた事は?
一文、一文、きれいな正しい日本語に直しているのです。
つまり、後ろから後ろからと、日本語の語順の通りに英語をたどっていき、意訳しながら英語を読んでいっているのです。
英語は、英語の語順のまま直訳する事!翻訳家ではない!
私は、小学生から、中学、高校生、大学生、大学院生、社会人のビジネスマンまで、難しい英語が読めるのに、ぜんぜん話せないのは、この後ろから後ろからと返り読みをするのが原因だと思うのです。
英語をマスターするには、英語は英語の語順のまま読んで、理解して行く事!が大事だと思います。
英語の語順のまま読んで行くと、日本語として変な日本語になってしまいます。
でも、それでいい!
変な日本語になってもいいので。英語を英語の語順のまま意味も理解して行くときは、「直訳」していくこと!
<直訳の日本語>
「私は、行きました。私のお友達と、映画館に、○○の映画を見るために、昨日、」
日本語としては、順番が変ですね。
でも、これでいい。このまま英語を理解していくくせをつける=つまり直訳が大事だと教えています。
#テストの問題で、日本語に訳しなさいと、正しい日本語を要求される時だけ、日本語の順番を変えて、「私は、昨日、友達と○○の映画を見に映画館に行きました。」と意訳すればいい。
それ以外の時は、日本語をきれいな日本語に意訳しようとせず、英語の語順のまま直訳、直訳して理解して行くように!と。
皆、翻訳家でもないので きれいで美しい日本語に意訳して、かっこつける必要はないのです。
学校・塾では、英語を、意訳しながら読むように教えている?
大学受験のために必死で英語を学校と塾で勉強してきたMiss,A。
塾では、英語の構文を徹底的に教えられてきたみたいです。
この熟語が出てきたら、後ろのここを見て、こうだからと、そして前に戻って訳すようにと、
つまり、意訳をして正しい日本語になる順番に英語の単語を見ていっているのです。
はじめに、意訳ありきなのです。
文の後ろから訳す様に教えられているのです。
意訳するため=つまり日本語の語順にするために、英語の語順を狂わしているのです。
これは、大きな間違いです。
ネイティブたちは、英語を後ろから訳したりする事は絶対にありません。
[quads id=2]
英語の直訳のすすめ!
英語は、英語の語順のまま、理解していく事が一番大切です。
きれいな日本語に、意訳していくために、英語を後ろから後ろから読んでいく習慣がつくと、たくさんの弊害があります。
<意訳の弊害>
英語を読む速度が遅くなる。
英語は、前から聞こえててくるので、リスニングができない。
英語を、意訳する癖がついていると、英語の語順で英語が出てこずスピーキングができない。
特に、スピーキングというものは、アウトプットです。
英語のアウトプットは、意訳の順ではなく、英語の直訳の順です。
英語を、意訳しているくせがついている限り、スピーキングは絶対にできないのです。
反対に、英語を読む時、聞く時、英語の語順通り、前から前から読んだり聞いたり理解していくと、良い事ばかりです!
<直訳のメリット>
英語を読む速度が速くなる。
英語の聞き取りもできるようになる。
英語のニュアンスも把握できるようになる。
英語のスピーキング力がつく!
そこで、早速、Miss,Aのスピーキングの特訓は、英語を意訳するくせをやめさせ、直訳するくせになるよう、そこから入りました。
語彙力、文法力などは、最高の状態なので、インプットされている量は申し分なし。
直訳、直訳していくくせさえできれば、アウトプットもスムーズにできるようになるでしょう!