TOEIC900点の大きな壁!:TOEICで920点を取った時の勉強法
”TOEIC900点突破の前には大きな壁がある”と言われています。
今回は私が二度目のTOEIC受験で920点を取った時の勉強法を紹介したいと思います。
この時もまだ旧型式だったのですが、使用していたテキストは新形式に合わせて改訂され
ているものもあるので、参考になると思います。
TOEIC900点の大きな壁!:二回目のTOEICテスト
この二回目のTOEICテストを受けた時、だいたい前回の受験から1年ほど経っていました。
二度目を受験するまでに、英語の勉強としてやっていた事はというと、英語学習者向けのバイブルスタディに週1回参加したことと、そのクラスの先生に勧められて、世界的にバイブルスタディを展開している団体のクラスにも週1回参加していました。
私の英語勉強遍歴の記事にもある通り、クラスについていくために、背景知識を補える本を(もちろん洋書です!)2~3冊探してきて、辞書を片手にいつも聖書自体も含めて2~3冊の洋書を平行して読んでいました。
>>英検1級・TOEIC980点までの道のり!机に向かって勉強するのが大嫌いだった私!諦めなければ結果は必ずついてくる!
今思えば、この時、それまで生きてきた中で一番洋書を読んでいたと思います。
そして受験日から逆算して3か月前からTOEICに特化した勉強を始めました。
使用したテキストはこちらです。
公式問題集 最新のものとその前のもの、合わせて2冊。
3週間で攻略 TOEIC L&Rテスト900点! 大里秀介著。
TOEIC TEST千本ノックシリーズ 最新のものから遡って3冊。
新TOEIC TEST 全力特急絶対ハイスコア 濱崎潤之輔著。
前回の775点を取った時より、取り組んだテキストの量が増えているのがわかると思います。
TOEICを何度か受けている人なら、耳にしたことがあると思うのですが、”900点突破の前には大きな壁がある”とよく言われます。
その壁をぶち破る為に、私が必要だと思ったのが、前回の勉強よりも負荷をかけること、そして勉強量自体も増やすことでした。
この戦略が功を奏して、壁にぶち当たることなく900点を超えることが出来ました。
TOEIC900点の大きな壁!勉強法
まず、”3週間で攻略 TOEIC L&Rテスト900点!”のカリキュラムに沿って勉強しました。
この本では、Part1,Part2,Part3,Part4,Part5,Part6,Part7のそれぞれのパートの問題を10日分に分けて、毎日必ずそれぞれのパートの問題を解き、復習もする、というメソッドをお勧めしています。
そしてリスニングのパートでは必ず全ての問題でディクテーション行います。
私はこの本で初めて、ディクテーションというトレーニング方法知りました。
TOEICの勉強法:ディクテーションというトレーニング方法
ディクテーションのやり方はこうです。
1、まず、音声を通して聞き、内容を大体理解する。
2、次はその音声の一字一句を聞き逃さないように集中して聞き、ノートに書き写す。
いたってやり方はシンプルですが、すごく集中力を使うので負荷がとても高いです。
ディクテーションをやり始めた時は、再生速度を変えていないゆっくりな音声でも、聞き逃しが多かったです。
でも諦めずに続けていくうちに、聞き取れるようになっていきました。
TOEICの勉強法:パラフレーズ
また、この”3週間で攻略 TOEIC L&Rテスト900点!”で他にも新しく学んだ事があります。
それはパラフレーズです。
前回の受験勉強の際には、あまり意識していなかったのですが、このテキストで、正解の選択肢の多くが、問題文に出てきたフレーズのパラフレーズ、つまり”表現の言い換え”だと知って、それを意識するようになりました。
特にリスニングではPart3,Part4,リーディングではPart7でパラフレーズをよく見かけます。
”3週間で攻略 TOEIC L&Rテスト900点!”を終えた後は、受験日までこの教材のメソッドを利用して、公式問題集2冊に取り組みました。
復習の仕方は前回のTOEIC受験の際と基本的には同じですが、知らない単語やフレーズの数は減っていたので、だいたい文章の中で正解の根拠となる部分を探し、不正解の選択肢の間違っている部分の洗い出しと、このパラフレーズを見つけ出すことが、メインになりました。
TOEICの勉強法:リスニング音源の聞き流し
そして隙間時間には”千本ノック”と1度問題を解き、復習したリスニング音源の聞き流しです。
この時、”千本ノック”は3冊分取り組んでいますが、前回の文の構造を速く読み取る訓練とバイブルスタディで大量の英文を読んでいたおかげで、英文を速く読めるようになっていたので、何とかこなすことが出来ました。
リスニング音源の聞き流しはもちろん、前回同様、ICレコーダーで再生速度を速めて聞いていました。
TOEICの勉強法:1ケ月前にTOEIC問題集!
そして、だいたい受験日1か月前に、 ”新TOEIC TEST 全力特急絶対ハイスコア”を手に取りました。
この本からは、時間配分の大切さと、自分なりの解き方のペースを作ることの大切さを学びました。
この” 新TOEIC TEST 全力特急絶対ハイスコア”は残念ながら、新形式に対応した改訂版は今のところ出版されていません。
しかし、高得点者がどのように頭を働かせて問題を解いているかがわかるので、大変貴重な本だと思います。
学習計画の立て方からモチベーションの維持の方法や勉強の心構えなど、TOEICだけでなく、英語学習全般に役立つ情報が載っているので、特に英語学習初級~中級者に是非、一読してもらいたいと思える良本です。
そしてこの本で学んだ解き方も取り入れつつ、本番当日を目指して勉強をし続けました。
しかし、自分を追い込みすぎたようで、本番五日前から、ひどい頭痛と倦怠感に見舞われて、3~4日間寝込むことになります。
寝込んでいた間は、勉強が出来ないという不安がありましたが、実際に勉強できる状態ではなく、休養に専念しました。
幸い、本番二日前ほどから、回復し始めてなんとか本番当日、テストを受ける事が出来ました。
「体調も崩したし、試験を受けられただけでも良しとするか。」というちょっと諦めにも似た感情が、私の場合、リラックスにつながり、良い精神状態でテストを受けられた気がします。
その結果、見事リーディングパート460点、リスニングパート460点で900点を突破することができました。
アビメを見るとリーディングパートで3つの項目でが100%になっていました。
送られてきたTOEICのスコアシートの入った封筒を開けて、920点というスコアを見た時、飛び上がって喜んだのを覚えています。
TOEIC900点を超えるには大きな壁があり、時間がかかるとよく言われますが、きちんと計画を立てて、あれこれ教材を浮気せず、努力を続ければ必ず達成できます。
なので、今、取り組んでいるテキストがあるのなら、その中の情報を全部自分のものにするくらいの意気込みで勉強を続けて下さい。
人と比べず、自分の根性との根比べだと思って継続してみて下さいそれが結局は一番のTOEIC900点への近道になると私は思います。
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