リスニングとスピーキングを同時に鍛えられる効率的な英語学習法として注目を集めているしシャドーイング!
シャドーイングにどんな効果があるか?とかどうやったら効果でなくてどうやったら効果でるか?などは、前回の記事でお話しました。
ただし、もともとプロの通訳を目指す方のための学習法であるため、難易度が高いのが特徴です。
だから、初心者が何となくシャドーイングをはじめても、上手くいかずに挫折してしまう方が多い・・・。
その原因は?
「自分に合った教材を選べていないこと」と、
「正しいやり方で学習していないこと」が原因です。
でも、最近は、様々なシャドーイングの教材があるため、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、シャドーイングで効率よく学習するための教材の選び方、さらにおすすめ教材をご紹介していきたいと思います。
難易度が高いシャドーイングですが、ピッタリ合った教材と方法なら、楽しく学習することができるはず!
シャドーイングの教材|デメリットメリット
シャドーイングの教材は大きく分けると3つです。
それぞれの教材のメリットデメリットを把握した上で、どの教材でシャドーイングするか考えます。
シャドーイングの教材|CDや音声ダウンロード付の参考書
シャドーイングのための様々な参考書が販売されています。
書店でも、通販でもシャドーイングの本をたくさん見つけることができるでしょう。
書籍ということで、間違った情報はなく、質の良さが安定しているメリットがあります。
さらに、初心者、中級者、上級者向けと、レベル別に分かれているので、自分に合った教材を選びやすいところも魅力です。
しかし、CDしか付いていないといちいち再生するのが面倒だったり、スピード調整機能が付いていない場合もあります。
使い勝手が少し悪い点がデメリットと言えるでしょう。
机に向かってCDを聞きながらじっくり学習したい方には向いていますね。
シャドーイングの教材|英語学習アプリ
最近は、英語学習アプリが本当にたくさんあり、その中にはシャドーイング用のアプリもあります。
スピード調整機能や、録音機能など、アプリならではの様々な機能が搭載されており、使い勝手が良いところがメリットです。
シャドーイングはネイティブの英語音声に少し遅れてついていくのですが、はじめはこのスピードについていくのが難しいため、スローテンポにできると非常に便利です。
スマホですきま時間にできるメリットもありますね。
しかし、アプリは質にバラつきあるのも事実です。
優秀アプリもありますが、あまり効果の上がりにくいアプリもあるため、せっかく学習しても時間の無駄になってしまった…という恐れもあるのです。
また、幅広い人に向けたアプリが多いので、初心者には難しいデメリットもあります。
サブ的なシャドーイングの教材としてアプリを使うのはおすすめですが、アプリだけで十分なシャドーイング学習をするのは難しいかもしれません。
シャドーイングの教材|映画やドラマ
洋画や海外ドラマをシャドーイングの教材にする方もいます。
リアルな日常会話を学ぶことができること、そしてとにかく楽しいのがメリットです。
憧れの俳優の話すセリフや、お気に入りの海外ドラマでシャドーイングすれば、モチベーションが上がるでしょう。
でも、映画やドラマはもともと初心者用の英語学習教材ではないので、難易度が高いです。
適当に真似ているだけで、正しく真似できていなくても、何となくシャドーイングできた気になってしまう恐れがあります。
再生や停止などの操作も面倒なので、スムーズに学習できないデメリットもありますね。
シャドーイング上級者の方の教材としてはおすすめですが、映画やドラマからシャドーイングをはじめるのはおすすめしません。
このように、3つの教材には、それぞれメリットデメリットがあります。
シャドーイングは「自分に合った教材を選ぶこと」、そして「正しく行うこと」が大切です。
正しく行うためには、やはり参考書がベストの教材と言えるでしょう。
手取り足取りサポートしてもらえるので、正しいシャドーイングがしやすくなります。
アプリはサブ的な教材として、映画やドラマはある程度シャドーイングに慣れた後の教材として活用するのがおすすめです。
シャドーイング教材を選ぶ5つのポイント
シャドーイングの教材は、参考書、アプリ、映画やドラマがありますが、シャドーイング初心者におすすめなのは、参考書です。
でも、たくさんの参考書の中から探すのは至難の業でもあります。
ここからは、教材を選ぶポイントを解説していきましょう。
シャドーイングの教材|簡単な教材
「少し難しいテキストに挑戦したほうがレべルアップしそう」と思って参考書を選ぶのはNGです。
シャドーイングの教材は、英文を見て「簡単すぎかな」と思うレベルの簡単な教材を選ぶのがポイントです。
シャドーイングは、ネイティブの英語音声を瞬時に聞いて話すという作業を繰り返します。
これは、英文を読んで理解することとは、レベルが違うのです。
読んで理解できる程度の英文は、シャドーイングでは聞き取れず、話すことも難しいでしょう。
だから、難しい教材を選んでしまううと、全くついていけない状況になり、結局適当にシャドーイングすることになってしまいます。
8割以上の単語が理解できる程度の参考書を選びましょう。
シャドーイング初心者には、中学校レベルの教材がおすすめです。
シャドーイングの教材|音声スピードを調節できる教材
シャドーイングの最終目標は、ネイティブのスピードで聞き取ることができて、さらにネイティブのスピードで話せるようになることです。
でも初心者の場合は、はじめからネイティブのスピードでシャドーイングをするのは難しいです。
そのスピードについていけず挫折してしまう方もいるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、スロースピードに変えることができる教材です。
ネイティブのスピードを少し遅くすると、一気にハードルが下がるので初心者でもシャドーイングがしやすくなります。
初心者の方がはじめからネイティブのスピードでシャドーイングをすると、適当な発音になってしまいますが、スローテンポなら、しっかり確認しながらトレーニングできるので、効率よく知識を定着できるでしょう。
シャドーイングの教材|長すぎない英文の教材
教材を選ぶ時は、英文の長さも重要です。
シャドーイングは、聞いて話す処理を瞬時に行うため、英文が長いと追いつかなくなり、どんどん遅れてしまいます。
これではきちんとしたトレーニングができません。
英文は長すぎないことがポイントです。10~15文字程度の英文が良いでしょう。
最終的なゴールは、長文でシャドーイングができることですが、はじめは短い文章から始めるのが近道なのです。
シャドーイングの教材|解説が付いている教材
シャドーイングで重要なのは、知らない単語や文法に出会ったら、その都度調べて知識を定着させることです。
知らない単語や文法をそのまま聞き流しては意味がありません。
だから、日本語訳や解説が付いている教材だと、非常に効率が良くなります。
いちいち辞書や別の参考書で調べる手間が省けるので、スムーズに進めることができるでしょう。
シャドーイングの教材|興味が持てる内容の教材
最後にご紹介するポイントは、興味が持てる内容であることです。
シャドーイングで大切なことは、とにかく継続することです。シャドーイングはすぐにできるほど簡単ではありません。
何度も繰り返していくことで、リスニング力とスピーキング力の上達が期待できるのです。
そのため、興味が持てる内容の教材であることが大事なポイントになります。
海外旅行のために英語力をアップさせたい方が、ビジネス英語でシャドーイングをしても、身が入りませんよね。
あなたが興味を持てる内容の英文が多い教材を選んでください。
興味が持てる事が定まっていない方は、日常会話がたくさん入っている教材を選べば間違いないでしょう。
では、具体的に、私が、どのシャドーイング教材をおすすめか?
次の記事で、お話しますね!
次の記事はこちら!
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